hyuga_kabocha(まっきー)のブログ

Twitterに書ききれない長文投稿用ブログです。

石川禅さんの情報まとめ

石川禅さんの公式サイトはこちら!

石川 禅 オフィシャルWEBサイト (horipro.jp)

公式ファンクラブサイトもこの中にあります。

 

公式Twitterアカウント

石川禅&STAFF(@zenishikawa)さん / X (twitter.com)

でも、最新の情報やご本人のpostが更新されています。

公式ブログはファンクラブ限定公開のものがあります。

現時点で、Instagramなどその他のSNS公式アカウントはありません。

 

これとは別に、禅さんの歌や動画に関する情報をまとめてこのブログに投稿しているので、ここにまとめておきます。

石川禅さん関連記事の目次のようなものです。

 

石川禅さんの歌を聴くことができるCD・映像ソフト情報のまとめ

石川禅さんの歌が聴けるCDを紹介してみる

 

石川禅さんの歌を聴くことができるサブスク情報のまとめ

サブスクで聴ける石川禅さんの歌

 

◆無料で石川禅さんの歌を聴いてみることができる動画のまとめ(公式のみ)

無料で聴ける石川禅さんの歌の動画まとめ 

 

石川禅さんのファンクラブ入会方法・会員特典詳細

石川禅さんファンクラブ詳細

 

石川禅さんのこれまでのソロコンサートセットリスト

石川禅さんのソロコンサートセットリスト(第1回~第5回) 

 

石川禅さんのコメント動画集

石川禅さんのコメント動画集 

 

石川禅さんのその他の音源・動画集

ネットで視聴できる石川禅さんの音源・動画

 

石川禅さんのWeb記事集。(レポート記事やインタビュー記事など)(作成中)

石川禅さんに関するWeb記事(レポ・インタビュー)集

 

 

◆2005年までの石川禅さんの情報がつまった応援サイト「papermoon」のPDFデータ

石川禅さん応援サイト「papermoon」 

 

石川禅さんにファンレターを送りたい場合の宛先は、

〒153-8660 東京都目黒区下目黒1-2-5

株式会社 ホリプロ・ブッキング・エージェンシー 石川禅

です。

参照元 この公式ページの下部にあります。

https://www.horipro.co.jp/hba/

 

随時更新していきます。

カムフロムアウェイ日本初演(2024)記事まとめ

 あとで振り返ったり記事を探したりするとき用に、作品ごとにリンクをまとめていこうと思います。

まずは2024年3月に日本初演!『カムフロムアウェイ』から。

 

公式サイト

ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 (horipro-stage.jp)

 

公式Twitterアカウント

ミュージカル『カムフロムアウェイ』 日本版公式(@ComeFromAwayJP)さん / X (twitter.com)

 

公式Instagramアカウント

ミュージカル『カムフロムアウェイ』 日本版公式(@cfajapan) • Instagram写真と動画

 

2024年稽古始め

 能登半島地震が起こった2024年の最初の稽古時、集まることができたメンバーで、みなの心に少しでも癒しやパワーを届けられればと撮影してくださった動画。この作品中にも登場する曲です。

Prayer of St. Francis 」

 https://t.co/YN2nwkbkm5」 / X (twitter.com)

 

製作発表(2024年1月30日)

ホリプロ公式レポート

【写真・コメント】 ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』製作発表レポート|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 (horipro-stage.jp)

 

ホリプロ公式動画

youtu.be

 

AStage(動画有り)

オールスターキャストの12名が揃った!ミュージカル『カム フロム アウェイ』製作発表記者会見 - Astage-アステージ- (astage-ent.com)

 

エンタステージ(動画有り)

安蘭けい、石川禅らが12名の出演者が勢ぞろい ミュージカル『カム フロム アウェイ』製作発表レポート│エンタステージ (enterstage.jp)

 

イデアニュース(動画有り)

【動画】ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』、製作発表記者会見 | アイデアニュース (ideanews.jp)

 

ローチケ(BW版感想コメント募集有り)

日本初演!ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』開幕までの道 第4弾! # | ローチケ演劇宣言! (engekisengen.com)

 

稽古場プレスコール(2024年2月13日)

ホリプロ公式記事

【写真19枚・キャストコメント】ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』稽古場初披露【3月7日開幕】|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 (horipro-stage.jp)

 

マイナビニュース

ミュージカル『カムフロムアウェイ』キャスト集結で稽古場披露 橋本さとし「全部歌えました」 | マイナビニュース (mynavi.jp)

 

シアターテインメント

豪華キャスト出演 日本初演 ミュージカル『カム フロム アウェイ』稽古快調 | シアターテイメントNEWS (theatertainment.jp)

 

ぴあ

「万全の体制で初日を迎えたい」 ミュージカル『カム フロム アウェイ』の稽古場を公開 - ぴあエンタメ情報 (pia.jp)

 

カンフェティ ←詳細!

悲しみを尊い愛と友情に変えた奇跡の物語 ミュージカル『カム フロム アウェイ』稽古場披露レポート! │ シアターウェブマガジン[カンフェティ] (confetti-web.com)

 

動画

ホリプロ公式

youtu.be

 

JIJI PRESS →2024年5月12日までの限定公開

youtu.be

 

東スポチャンネル

youtu.be

 

 そしてこの動画中で歌われる「Welcome to the Rock」の歌唱部分歌詞を、訳詞の高橋亜子さんが載せてくださったので、それもリンクを貼っておきます。

https://x.com/Ako_Takahashi/status/1758694127934333249?s=20

 

youtu.be

 

ゲネプロ・取材会(2024年3月6日)

ホリプロ公式記事

【舞台写真・コメントあり】ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』本日初日開幕!|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 (horipro-stage.jp)

 

エンタステージ(ゲネプロ

youtu.be

 

エンタステージ(取材会)

youtu.be

 

初日カーテンコール!

https://www.instagram.com/reel/C4Nu9ujRygT/?igsh=b2k5djBzZmFvaXV0

 

井川プロデューサーへのインタビュー記事もいくつか出ました。

ミュージカル『カム フロム アウェイ』上演にホリプロ 井川Pの情熱 劇場を出た瞬間に「絶対やりたい」 | マイナビニュース (mynavi.jp)

 

物価高、新たな取り組み…“チケット高騰問題”最前線に立つミュージカルプロデューサーの実感は | マイナビニュース (mynavi.jp)

 

キャストへのインタビュー記事もたくさん出たのですが、全部はまとめきれないので、石川禅さんのものを。

『カム フロム アウェイ』石川禅インタビュー:優しい気持ちを思い出せる、実話に基づく“希望の物語” - Musical Theater Japan

 

「仲間が揃った」、ミュージカル『カム フロム アウェイ』石川禅、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、橋本さとし(上) | アイデアニュース (ideanews.jp)

 

「もう時間!?」、ミュージカル『カム フロム アウェイ』石川禅、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、橋本さとし(下) | アイデアニュース (ideanews.jp)

 

 

祐友(2024年クリエ新春のお祭!)感想

 2024年の新春にシアタークリエ(東京)とシアタードラマシティ(大阪)で開催された、祐友こと『Yuichiro&Friends -Singing! Talking! not Dancing!-』

シアタークリエ『Yuichiro & Friends -Singing! Talking! Not Dancing!-』 (tohostage.com)

 

1月21日の禅さん&浦井さんの楽日に観てきました!

 とりあえずTwitterに、禅さん浦井さんソロ曲のみネタバレ有りで感想を書いたので、

https://x.com/hyuga_kabocha/status/1748915972948500730?s=20

 

 これを補足しながらネタバレ有りで書いていきますが、禅さん中心の感想であり、全体を記録・網羅するものではありません。

 東宝公式が出したセットリストはこちら

https://x.com/toho_stage/status/1758391959977373853?s=20

 

 まずオープニング!祐一郎さんの母校である四谷第三小学校の校歌をアレンジしたものを祐一郎さんが歌うのですが、ジャズっぽくアレンジされているのと祐一郎さんがそれっぽく歌うのとで、「何のミュージカルの曲だろうこれ?」と思わされる趣向です。

 私は初日にネタバレを踏んでいたのですが、それでも「学び舎」の歌詞が出てくるまではわからないよねこれ~と思って聴いていました。祐一郎さんがたびたび四谷第三小学校のお話をするという前提知識が無かったら、最後までわからないと思う。

 トーク部分では、東京に引っ越して最初の1年(小学3年生の時)は満員電車で通学していたこと、子どもは足を浮かせても大丈夫なくらいぎゅうぎゅうだったこと、そんな祐さまのランドセルに鞄を乗せてくる大人がいたことのお話を。「鹿児島市にも市電はあったけど乗客は30人くらいで~」というお話もありました。鹿児島の市電は小さな車両の2両編成ですからそれなりに乗っていてもそのくらいなのです。

 帰宅してから家族にその話をしたら、「小学2年生までしか鹿児島にいなかったのに、出身地を鹿児島と言って、鹿児島の話をそんなにしてくれるのはありがたいねぇ」と言っていました。実際、小2で広島に引っ越して行って、広島出身としている有名歌手さんもいらっしゃいます(もちろんそれが悪いわけではなく)。

 このインタビュー

(2ページ目)山口祐一郎「きっかけは4番目の父親」 歌の才能を見抜かれ | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)

を読んだときに、「祐一郎さんが生まれたころ(1956年)に息子をカリフォルニア大学に留学させることができる鹿児島の土木関連会社経営者ってかなり限られるのでは……」と思ったんですけど、鹿児島の名家だったのかな……鹿児島では鴨池に住んでたって言ってたし……

 

 禅さんのソロ1曲目は中島美嘉の「雪の華」。個人的に思い出がつまった大好きな曲です。2022年開催の『THE PARTY in PARCO劇場』で禅さんが歌ったのですが、平日で私は観に行けなくて地団駄を踏んでいたので、今回聴くことができてとても嬉しかったです!

 私は2列目最上手の席だったので、「客席指差し視線送りしながらこの歌を歌う禅さんの破壊力すごいな禅さんファンが正面から受けたら心臓が止まりそうだけど祐さまファンを落としにくるならこのくらいでちょうどいいのかな」などと思いながら完全に横から眺めていました。

 歌唱後トーク。禅さん的にはこっぱずかしい歌詞もあるけれど、お空へ旅立った愛犬のマルちゃんの気持ちで歌っているそうです。

 私1「うわあああ、禅さんの『雪の華』がこんなに優しくてあたたかいの、マルちゃんが大好きなご主人の禅さんを思って歌う歌だったからなんですねー!!!!!(感動)」

 私2「マルちゃんは歌詞に合わせて見つめて指差しして客を落とそうとしないのでは」

 の感情がひしめき合って大変でした。

 禅さんがマルちゃんを引き取って育て始めたのは、04年エリザベートで浦井さんと共演していたころ。 地方公演中、禅さんの朝のウォーキングについてきた浦井さんに、写真を見せたり話したりしていたらしいです。(なお浦井さんはウォーキングは1日で脱落)

 そしてマルちゃんがお空に旅立ったのも、笑う男の地方公演で浦井さんと共演していた時。浦井さんは禅さんが電話で話しているのを偶然聞いて、思わず禅さんをハグしようとしたけど、禅さんはここは甘えるところじゃないからと。禅さん、受け止めてご自分の胸の内に納めたんですねぇ。

 そして知寿さんとの会話。

知「禅さんがこの前この曲を歌った日、東京で初雪降ったでしょ?さすが禅さん持ってる〜って思って。しかも昨日も天気予報で明日は雪って聞いて禅さんすごい持ってるー!って」

禅「自分でもちょっと思った」

知「でもそんなこと全然なかったね!!!」 (※雨でした)

 

 浦井さんのソロ曲は、クラシカロイドより「六弦の怪物」。生でこれを聴く日が来るとは思っていなかったのでびっくりでした。

 歌詞の「明日の道標」のところで浦井さんが祐一郎さんの写真を指差した回があったと聞き、浦井さんの動きに注目していると、手に持っていたのは大入り袋!

これを片手に祐一郎さんの写真に絡みに絡み(?)ながら歌う浦井さん。その後、この功績(?)で祐一郎さんからチョコをもらう浦井さん。

 

 平野さんのソロ曲で『レディ・ベス』の「秘めた想い」を聴けたのも嬉しかった。レディ・ベス再演してほしい。今の平野さんのベスも観たい~。ちなみに禅さんもソロコンサートで「秘めた想い」歌ったことがあります。大塚さんが歌った「Part of Your World」も歌ったことがあります。ネタではなく本気歌唱です。シシィもエポニーヌも歌うよ!興味を持った人はぜひ禅さんのソロコンサートも観に来てね!(突然の宣伝)

 2曲目の『レベッカ』からの「永遠の瞬間」も良かった~。これまたレベッカの再演も観たくなる。

 

 保坂さんの前半曲「God Help The Outcasts」を聴きたかったけれど、後半ではCATSの「メモリー」を聴けました。どうもありがとうございます。MSMSのときに祐一郎さんと保坂さんがCATSの話をしていて、禅さんに「人間以外演じたことある?」と尋ね、禅さんが「クワガタ」と言ったときの2人の驚愕の表情が忘れられません。「それはメイクとか動きとかもクワガタに……?」「しません!」禅さんは『遠い夏のゴッホ』でゴイシクワガタのイルクーツク先輩を演じています。

 

 祐一郎さんの1幕ラスト曲は、TdVの1幕ラスト曲!祐一郎さんのクロロック伯爵を最初に観たとき、1幕ラスト曲を初めて観たときの感動を思い出しました。祐一郎さんの素晴らしいところは数あるけれど、「劇場空間の支配力」がすごいなと心の底から思った覚えがあります。祐禅コンビでの現帝劇でのラスト「帝国劇城」に行きたかったよ~~~~~~~

 

 2幕冒頭曲は男性キャスト3人による「最後のダンス」!歌は大真面目ですが、振りはチューチュートレインなぐるぐるを3人でやり始めます。これは祐一郎さん・禅さん・浦井さんの3人で観られて本当に良かった!もちろん他の組み合わせも観たかったけれども、祐一郎さんの動きからの禅さんのアレンジにさらに応える浦井さんが楽しすぎる。後ろ2人は完全に毎日アドリブを重ねていた教授とアルフレート、フェドロとグウィンプレンだった。経験が活きすぎている。あの見事な反応を祐一郎さんと禅さんが観られていないのもったいないので記録用でもなんでもいいから主催は見せてあげてほしい。伯爵さまの後ろで息ぴったりにチューチュートレインしている教授とアルフレート良かった。良いものを観た。

 2幕から髪型チェンジで禅さんはゆるポニテだったんですけど、ポニテの禅トートを観られて感無量です。禅トートはソロコンサートに何回か降臨しているんですけど、ポニテ!!!それと今回私は2列目最上手席だったのですが、祐一郎トートが歌っているときに後ろ向いてスタンバイしている禅トートの美しい横顔を観られたのでマイ神席でしたどうもありがとうございます。良いものを観た。

 歌詞割は、祐一郎さん→禅さん→浦井さんの順に割り振った結果なんでしょうけど、長年フランツを演じた禅さんが「2人の愛は見せかけ 陛下の腕に抱かれて 貴方はそっと私にも 微笑みかけている」の部分を歌うのすごいですね。フランツとしてたぶんいちばん長くトートを見てきた禅さん、禅トートは禅フランツの目に映ったトートなのではと思うと、フランツ役者が演じるトートも面白いですね。良いものを観た。

 3人で交互にガンガン歌っていく「最後のダンス」、歌のラストの「この俺さ」は、祐一郎と禅さんにジェスチャーで譲られた浦井さんが格好よく歌い上げた上でのジャンピング土下座。良いものを観た。

 

 禅さんと保坂さん/涼風さんのデュエット曲は『エリザベート』の「夜のボート」。涼風さんとのデュエットを聴きたかったけれども、保坂さんも本役をやっていないのが信じられないほどでさすがです。上手席は下手から出てきて上手のシシィに歌うフランツを観るという点でもとても良い席でした。私が禅さんに沼落ちした禅さんの老フランツの表情が全て観られる……シシィに向ける禅フランツの表情が……!シシィが手をすり抜けて呆然とする禅フランツーーーーーーー!!!!!!!!

 そして2人でしっとり歌い終わったら、にこーっと笑って、にこにこで腕を組んではける禅さんと保坂さん……最高ですどうもありがとうございます。

 

 祐一郎さんのアンコール曲は、1曲目を上回る衝撃度でした……すごい……いちおうネタバレを踏んで何を歌うかは事前に知っていたんですけど、それでも祐一郎さんのあまりに情感のこもった歌+アレンジで、まさか……「はじめてのチュウ」だとは……すごいですね……最後にすごいものを観た。どうもありがとうございました。

 

 トークも歌もとても楽しく、今年最初の劇場通いとしてとても良かったです。新春恒例にならないのかな。とにかく祐一郎さんに無理のない範囲で続いてほしい演目です。禅さんもまたゲストで呼んで、一緒にいっぱい歌ってください!!!!!どうぞよろしくお願いいたします。また次の開催を楽しみにしています!

 

ディズニー『ウィッシュ』日本語吹替版の感想

 もともとあまり興味が無かったディズニーの新作『ウィッシュ』ですが、吹き替えキャストに鹿賀丈史さんがいる(※主人公の祖父・サビーノ役)と知って光速で掌を返して初日に観てきました。

 ネタバレ無しの感想はこちら

https://x.com/hyuga_kabocha/status/1735515341336490469?s=20

に書いていますが、以下、ネタバレ気にせず感想を書いていきます。

 

 まず、サビーノ!ディズニー100周年記念作品で100歳になるサビーノ!もしエンドロール後を観ていない人はすぐもう1回観に行ってエンドロール後まで観てきて!

「人々の心を動かす曲を作りたい」と言っていたサビーノが、最後に『星に願いを』のメロディを奏でて終わる、人々に歌い継がれる「星に願いを」を作って終わるこのエンドは大好きです。この作品がサビーノの「星に願いを」で終わったので、ディズニーキャラクターたちが「星に願いを」を歌う『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』は、この後にも観たかったかも。

 同時に、舞台はともかく映像ではこのところ黒幕、犯人、悪役、黒幕、みたいな役ばかりだった鹿賀さんが、平凡で元気でかわいくて、「次世代に残る何かを作る」おじいちゃん役だったことがとても嬉しいです。孫の頑張りを見て島から小舟を漕いで引き返すところのサビーノもかわいかった。

 でもこれに加えて歌ってくれてもよかったんですよ!?マンドリンを弾きながら歌ってもよかったんですよ!?よかったんですよ!?!?!? 鹿賀丈史サビーノの「星に願いを」を聴かせて!?!?!?!?!?!? 

 せめてグッズでサビーノが「星に願いを」を奏でるオルゴールを作ってくださいこれはグッズとして絶対に必要だと思うのです!!!

 

 作品に戻ります。家族と平和に暮らす願いを傷つけ奪われたことで、願いを守る国を作ったところから始まったマグニフィコの何が悪かったか考えているけど、何のためにどんな願いを預けるのか、何を基準に叶える願いを決定するのかを国民に説明していないところと、人々の願いを人質にした支配システムを作って王という地位と国の安定を優先させたところかな。器の小ささから一気に闇落ちジェットコースター以降はもう完全にどうしようもないけど。

 「私はハンサム」と歌うハンサムな壮年としての説得力と王として支配を取り繕えるくらいの絶妙なカリスマと癖の強さ(※褒めてる)の総合力で、日本版に福山雅治のキャスティングは良かったと思います。

 マグニフィコは、謎の光を「あれは紙が我が国と私を認めた証拠だ」くらいに思って民衆にそうハッタリを言って利用できる人間だったらまだ幸せだったかもしれないけれど、あそこで不安を感じて闇落ち真っ逆さまなあたり、ナルシストっぽいけど根本の部分では自分に自信がない。自分のことは好きだけど、自分や他人を信じる力がないみたいな設定なのかな。自分や家族を信じることができるアーシャとの対比で。

 

 しかし説明不十分な部分はあっても、そもそも「願いを忘れる」ことが事前にわかっていて、国民が自分の大事な願いを預けていたのはちょっとびっくりしました。願いを忘れることはわかっている=自ら叶えることは完全に諦める、ということですからね。違和感があるけれど、自力で億万長者になれないから宝くじを買うようなものと考えればそこまで不思議でもないのかな。願いを忘れるわけではなく、ただ預けておけばワンチャン叶う、ということならかなりの人が預けるだろうなとは思った。

 

 王としての地位と国の安定を最優先にして変革を望まない王と、願いを全て王という完全他人の他力に預けてしまえる国民たちによる平和の中では、「人々の心を動かす」サビーノの願いは危険というのもわかるけど、人々の心を動かすものがダメだったら心を動かす芸術も文学もロサス王国ではダメなわけで。それともサビーノがもっと具体的に、国を脅かすものではないことをはっきりとさせて願っていたらマグニフィコはOKを出したのだろうか。でもそうすると「願いは誤解のないよう具体的にはっきりと」な話になっちゃうか。

 

 王と王妃の関係と結末が意外でした。闇落ちした王が杖を王妃に向けて力で脅して従わせた時点で信頼関係は決裂なんだろうけど。夫よりも正しい者がいたらその者を選べる聡明さをもち自立した王妃が次の王となるということなんだろうけど、王妃は王の作っていた願いの人質システムは止められなかったのかなともちょっと思ってしまった。王妃もこの物語中に成長して変化したのか、歪んでいく夫に違和感を覚えつつも愛情を捨てきれなかったのがついに愛想が尽きたのか。最後に地下牢にとか言うあたり、物語中では触れられていないだけでいろいろと蓄積してはいたのかな。

 

 話としては、スターの出現、星の光をきっかけに、「願いは他人に叶えてもらうものではなく、自分で叶えるもの」と人々が気づき、自ら叶え始めたところでスターは帰っていく。

 星に願うのは、星に願って終わりで叶えてもらうのを待つのではなく、自らの願いに気づいて叶えていくためで、星の光はそれぞれの願いを明るく照らしてくれるもの、ということかな、と受け取りました。

 

 テーマが「願い」という漠然としたものだから、プロモーションが難しそう。個人的には、最初にアーシャが願いの玉を見たときにマグニフィコとアーシャが歌う曲が現状のこの国と「願い」の設定の核心で、映像も綺麗で物語の掴みとして良さそうと思ったけど、音楽として頭に残るのはやはり宣伝で使われているアーシャのソロとマグニフィコのヴィランソングソロなのかな。

 

鹿賀さんのサビーノが世に知れ渡ってほしいですし、ヒットするといいなと思って見守っています。これを機に、鹿賀さんに「星に願いを」の歌唱を依頼するテレビ局はどこかいませんか!?!?!?

 

♦追記♦

ウィッシュの物語以前の、この王と王妃の関係、ロサス王国の建国の歴史がもっとあるとその後の物語の見え方が変わる気ががするけど、尺的に無理だったのかな。100周年作品としてはやはり少女の物語にしたかったのか。できればウィッシュのエピソードゼロ、マグニフィコとアマナの建国までの物語が観たい。アマナ視点でも面白そう。

ミュージカル『アナスタシア』2023年観劇記録

初演を観られなかったので、再演を観られて本当に良かったです!

作品も!とても良かった!!!

 

とりあえずTwitterに書いた感想を貼っておきます。

 

9月17日 東京公演

https://x.com/hyuga_kabocha/status/1703323851898408965?s=20

 

10月1日 東京公演

https://x.com/hyuga_kabocha/status/1708368790982214132?s=20

 

10月21日 大阪公演

https://x.com/hyuga_kabocha/status/1715621720487547305?s=20

テレ朝ドラマ「unknown」自分の中のまとめ

 1話から4話について書いたので、いちおう残りの部分についても書こうと思います。

と言っても、最終回でものすごい消化不良を起こしてしまったので、なぜそうなったのか自分で考えているだけです。

 

 簡単に言うと、たぶん「犯人考察クイズ」などがあったせいで、「フーダニットの推理ドラマとして」過剰に期待しすぎたんだろうなと。自分以外にも推理モノとして過熱している層は一定数いて、各登場人物の微細な証言の矛盾、虎松のフラッシュバックの矛盾などから推理を組み立てていた方々とか息してるかなとか思ってしまいました。初めから推理モノと思わずに見たほうがもっと純粋に楽しめたかもしれない。

 推理モノとしての体をなしていないことは、ドラマ開始前から犯人クイズやっていたり、候補が簡単に追加されたりすることから早く気づけということだったのかもしれませんが………………

 

 酒向芳さんも石川禅さんも新納慎也さんも豪華なレッドへリングでしたね……ただのおっさんずラブ要員と変人要員と地底人要員だったとは……

 

 それと個人的には、一条彪牙が何の裏も捻りもなく、虎松に「殺人犯の息子」の経歴を負わせるだけの存在だったのが衝撃でした。今まで何してたんだよどうやって生きてたんだよなぜ今出てきたんだよも一切なかったですね。

 

 いろいろ細かくツッコミたいことはあったんですが、半年経ってぱっと出てくる核心はこんなところかな。自分の心の整理のために今後も適宜追加削除します。

『ダーウィン・ヤング 悪の起源』日本初演感想(2023.6.10)

ダーウィン・ヤング 悪の起源』日本初演を観ての感想です!

シアタークリエ ミュージカル『ダーウィン・ヤング 悪の起源』 (tohostage.com)

初日が開いて最初の週末、2023年6月10日(土)のマチソワで、大東ダーウィン版と渡邉ダーウィン版をそれぞれ観ました。

 

Twitterではそれなりにネタバレに配慮して感想を書いた

https://twitter.com/hyuga_kabocha/status/1667379226872532992?s=20

 

のですが、ここからはネタバレを気にせずに書くので、以下ご注意ください。

 

 サブタイトルになっている「悪の起源」は、第1地区から第9地区までの「出自(血)を元にした社会的な差別構造」であり、この物語はそこから発生した「罪」の起源の話かなと思いました。祖父・父・孫の三世代だけで見ると当然祖父のラナーが、ラナーの罪が起源ですが、ラナーにその罪を犯させたのは、革命のために利用しようとした大隊長、そしてその革命を引き起こした社会構造ですし。

 

 ヤング家は、代を重ねるごとに罪が重く闇が深くなっていく。種の起源の「進化」にかけて言うなら、代を重ねるごとに罪が「深化」してしまっている。

  ラナーは自分を守るために、

  ニースは自分と父を守るために、

  ダーウィンは自分と父と祖父を守るために、罪を犯す。

 ニースの罪が明らかになると必然的にラナーの罪も明らかになるから、ダーウィンは祖父と父、2人分の罪を隠さなければならなくなる。そしてその罪は下の世代からしか見えていない。

 

 意思とは関係なく次の世代へと伝わる赤色(血の色)のフードは、「血縁」とそれに伴う罪の象徴かなと思いました。でも、そもそもの罪の起源は大隊長(養父)とラナー(養子)なので、実際の血縁よりも「父と息子」というものの間で伝わっていくものがテーマなんでしょうね。みんな言っているように、びっくりするくらい母不在の物語ですし。Twitterで見た「父親に雁字搦めの息子大展覧会」の言葉も「主人公がニースでヒロインがラナー」もほんとそれ。

 ラナーは、息子が変わってしまったのは心酔していたジェイ・ハンターに今も心奪われているからだと思って嘆き心痛めているわけだから、ニースはもうラナーに本当のことを言って共犯にしちゃえ、優しい可愛い息子が自分のために殺人を犯したというのはショックだろうけど、それだけ今も昔も息子がジェイではなく自分を愛しているとわかれば喜んでラナーは罪を共に背負うだろうし、ニースはその愛と罪を父と分け合えるし、そのほうがラナーもニースも幸せなんじゃないの? 誤解したまま「あの時僕が死ねば良かった」なんて息子の台詞を聞くよりずっと幸せじゃない??? ラナーの写真1枚を奪うために人を殺し、1枚のデータを削除するためだけに教育庁長官に上り詰めるまでの努力をしたのに、人生をラナーのために使ったのに、誤解したままのラナーも誤解されたままのニースもあまりに哀しくないですか?????こんなに相思相愛なのに!!!!! ラナーに全部話してニース!!!!!!!!と思ってしまいました。

 

 そんなラナーとニースの愛のために殺されたジェイ・ハンターはとなるけど、ジェイはジェイであれだけ明日の父親参観でばらしてやるってニースを脅しておいて、赤いフード着て夜中に訪ねてきた様子のおかしいニースに「そんな顔の君は初めて見たよどうしたんだ」じゃないよどれだけ追い詰めてるか自覚ゼロなのめちゃくちゃ怖いよ。「罪は悪、すべて暴かなければならない。それは当然の正義」みたいな考えだから自覚ゼロなの?初日感想で「2幕で突然デスノート始まる」って読んで何のこっちゃと思いましたけど、ジェイのソロが来てあっこれだわデスノートの月だわと納得しました。頭が良くて正義感が振り切れてて自分に自信のある16歳あるあるなの?自分は罪を犯さない、すべての罪と悪は裁かれなくてはいけないという自信と信念がすごい。ジェイは罪を裁くことを、ルミは罪を暴くことを正しいと信じて疑わない、それがどういうことを引き起こすかまではわからない16歳。罪を暴くためにさらっとダーウィンに罪を犯させようとするルミも怖い。そしてそれはそれとして、パスワードが数字4桁とか国のセキュリティがザルっぷりがひどいし、ジェイ殺害の重要証拠のカセットテープに気づかずにバズ・マーシャルに返却した警察もさすがにひどい。

 

 ハンター家はハンター家で、父と子の関係のこじれ方がすごいんですけどね。どの家でもどの世代でも「子の罪の起源は父」であり、それの積み重ねってことなのかな。ヤング家の3世代を見て「全部ラナーが悪い」「罪の起源はラナー」という感想をよく見るけど、それを言うならラナーの「父」の大隊長がどう考えても罪の起源でしょうというのはずっと思っています。ハンター家もジェイとジョーイの父のハリー・ハンターが全部悪いみたいに見えるけど、ハリーの「愛と反骨心を間違えた」の台詞から察するに、ハリーにもまた反発する「父」がいたんでしょうね。この家でも「子の罪の起源は父」が世代を重ねている。

 

 そんな中で、第1地区でアル中の父を持ちながらも、映画監督として自分で身を立て結婚してレオ・マーシャルという息子ととても良好な「父と息子」関係を築いていたのに、父からの悪の連鎖を断ち切ったのに、息子を殺されてしまったバズ・マーシャル……。16歳のバズが、「立派な戦場写真家の父」と「プライムスクール合格」を持つジェイに嫉妬して、ジェイの第7地区出身の母親について口にしてしまったところから仲良し3人組の関係が少しずつ狂い始めて30年前の事件につながっていったところはあるけど、これはバズだけが悪いわけではないからなぁ……。

 でもこうして見ると、ジェイの死を招いたのはジェイの父が撮影した写真、レオの死を招いたのはレオの父が作ったカセットレコーダーと、「子の災いの起源も父」なんですね。これこそ本人が悪いものではないのですが。

 

 祖父と父の重なった罪の下、現在を生きてより重い罪を背負うことになったダーウィン、ただ1人すべての罪を知るダーウィンがタイトルロールなのは納得だけれど、世代とともに罪もまた重なっていく話として2世代目のニースが話的にも見せ場的にも重要で、実質主役みたいな重さでした。ニースの矢崎広さんは初めましてだったんですが、46歳のスーツ姿の教育庁長官の威厳と怯えと苦悩と慟哭、16歳の父親大好きほんわかボンボンからの悲しい豹変、これすごい勢いで沼落ちが出るやつでは。もちろん、2世代目と3世代目の罪が完全に重なるクライマックスシーンや3世代のエンディングで全く芝居負けしないダーウィン2人もさすがのタイトルロールの素晴らしさです。

 

 ダーウィンは、追悼式典出発前にラナーに抱き着つくときの「ぎゅ❤」が大東ダーウィンオリジナルっぽくて、「恐ろしい子……!」となっています。大東ダーウィンにつられて「ぎゅ❤」とデレデレする禅ラナーとセットで映像に残してください。ハグするにもマイクからぼふっと音がするくらいの勢いで突撃する大東ダーウィンは天性の愛され天使要素のあるダーウィン、渡邉ダーウィンは普通の子が本当にたっぷり愛されたことでここまで素直に真っすぐ優しく愛らしく良い子に育ったダーウィンって感じかな。どちらもとても良いぽわぽわおぼっちゃんで、エンディングが際立ちますね……。

 

 ダーウィンウィンザーノットを教えるニース、自分はラナーにしてもらえなかったこと、自分で身につけざるをえなかったものを、息子にはしてあげられるのは喜びなんだろうな。高等行政を担当する第1地区男性の象徴でもあるウィンザーノット。第1地区で最も成功した実業家でありながらネクタイは一度もしたことがないというラナー。ラナーが傷を隠しネクタイをしていればジェイに気づかれることも無かったのではと最初は思いましたが、フードの紐で大隊長を絞め殺した記憶から、ラナーは自分の首にネクタイを捲くことも息子の首にネクタイを捲くこともできなかったのかなとも。第1地区のヤング家の者になりながらネクタイ必須な行政官ではなく実業家を選んだというのもそれかもしれない。ニースも同様の記憶を持っているけど、写真を削除する権限を手に入れるためにはネクタイを捲かざるを得ないので乗り越えたか……。「第1地区のネクタイ」「第9地区のフードの紐」は、どちらも首まわりにあり、それぞれの地区を象徴するという対になるアイテムかなと思いました。

 

 時折現れる黒フーディー軍団は、たぶん「罪」を表現しているのかなと。過去の罪、新たな罪の気配とともに現れてまとわりつく。第9地区の12月革命の象徴であり罪の起源でもあるフード。

 

 12月革命時に、孤児たちを中心に最下層の人々がフーディーとして組織化される中、ただ1人、赤いフードで誰よりも先頭に立って戦った16歳のラナー。日替わりアドリブコーナーで「何歳だ!」「16歳です!」「58!?」「16です!」「見えないな!」という年齢いじりが定番化しつつあり盛り上がってはいるようですが、登場シーンで塀に座っているシルエットはガブローシュかなと思うくらい少年だったし、「父さん!」「大隊長!」の声も、必死に走る姿も、演劇的に16歳で何ら問題ないので変にいじらなくてもとは思うのですが、ウケてるし、TdVや笑う男の日替わりアドリブのノリで続いて禅さんの誕生日には59歳ネタになるんだろうな。ここは中の人ネタとは言えまだギリギリ大隊長とラナーの会話で収まってるんですが、その後の染谷ジョーイの「9歳です!」は客席にわざわざ向き直って客席に向かって言っていて、キャラ設定として第四の壁を破ってくるルキーニやチェは大好きだけどそうでないキャラに笑いのために破らせるのは若干やりすぎじゃないかなぁとも。シリアスな作品だから変な緊張の破り方をしないでほしいというのと、シリアスな作品だから少しぐらい笑いを入れたいというのは、もう好みの問題なのかな。

 

 とにかく禅ラナー16歳は16歳だし、歌いながら周りを鼓舞しながら階段降りてくるカリスマセンターっぷりがすごい。歌が声が台詞が高音(若い)が低音(かっこいい)がひたすら良い。闇のアンジョルラスと言われつつあるけど、「闇の」というにはあまりに純真だし、「アンジョルラス」と呼ぶほど世界を変えたいと思っているわけではなく、ただ目の前の父の助けになりたい少年。でも確かにセンターでのカリスマっぷり輝きっぷりはアンジョルラス。そんなラナーが大隊長を殺し情報を渡して革命を崩壊させたのは、父に裏切られた絶望からか、使い捨てられる運命のフーディーたちを救おうとしたのか、その両方か。結果的に鎮圧の過程でフーディーは殺害され、失意のラナーは最後の望みで第1地区の革命協力者・ヤング家へ。そしてヤング家の前で倒れこんだ次のシーンの最初には76歳としてソファに座って出てくるの裏でどんな早変わりしてるの。びっっっくりした。

 

 46歳ラナーは登場シーンが少ないんですけど、唯一のラナーとニースの幸せな父子タイムですね……ああなんて仲の良い幸せな父と息子……(泣)やっぱりニースは本当のことをラナーに言って2人で罪を背負って残りの人生を共に生きたほうがよくない……?

 

 76歳ラナーは、ロマンスグレー大好き!禅さん大好き!の私には劇薬です。銀髪で動き微笑み悲しみ美しく立つ姿を観て死ぬかと思った。さらにはフランツで沼落ちした私は、息子のニースとすれ違っていくシーンは完全に「フランツ……禅さんこういう父親が本当に上手い……」とハプスブルクの幻を見ながら見とれていました。しかもこちらの父と息子のほうがより愛が深いからよりこじらせも大きい。あっ、「あの子(ダーウィン)の声がいいのはお前(ニース)に似たんだな」って言ってましたけど、息子も孫もまとめて貴方に似たんだと思いますよ!!!!!

 そして最後のレオ・マーシャルの葬儀シーンのラナー!!! 銀髪!全身黒!深青のストール!手には追悼の白い薔薇!殺す気か!どうもありがとうございます!!!!!!! 観終わってからもずっとこのシーンの禅さんラナーの姿が頭から離れません。助けて。ありがとう。助けて。もっとください。

 

 おかしくなってきたのでひとまずこの辺で終わります。おかしくなるから石川禅のラナー・ヤングの感想は最後にしたんですけどね。

 

 そうそう、ソワレでは韓国オリジナルプロダクションの方が観劇していたため蒼くんの挨拶があり、

 蒼くん「この楽しい作品を」

 客席&舞台上(ざわざわざわ)

 内海くん「怖い怖い怖い!俺、殺されてるし!」

 矢崎さん「……楽しかったね……」

 禅さん「座組はとても楽しいですよ!!!」

という記憶に残る挨拶が生まれました。

 

 他の人の感想や考察を読んで思ったことがあったらまた書き足すかもですが、ひとまずこれで。どうもありがとうございました。

 

※追記

第9地区にダーウィンが来たとき、レオはこっそりダーウィンの写真を撮ってたんですね。他の人の感想を読んで初めて気づきました……

この世界の警察はジェイ殺害の決定的証拠テープをバズに返すような警察なので、このレオのフィルム?データ?が残って、ダーウィンの次の世代の罪の起源になることまで確定じゃないですか……ここまで示して終わってたんだ……

こんな大事なポイントを見落としていたの自分でちょっとショックだったのですが、Twitterのおかげで気づけましたありがとうございます。

 

ダーウィン・ヤング 悪の起源

 

テレ朝ドラマUnknown 第1~4回感想まとめ

 犯人考察クイズも締め切られたところでまとめようとしたら「真犯人考察クイズFINAL」が発表された第5回放送日に書いています。簡単な感想と、まだ妄想の域を出ない考察と。

 感想と言っても、恋愛パートがことごとく引っかかってしまい、事件パートと編集長パートしか見ていないような状況です。「他人に踏み込むのが愛や情」「強引さは想いの強さ」「愛が動機なら何をしてもいい」みたいなものが恋愛・闇原家・商店街パートの根底にあってどうも自分に合わない。庭月の2人の関係も、同性で「禁断の恋」って言えなくなったから在学中の教師・生徒設定を入れたみたいで、ちょっと。

 

 とりあえずお目当ては曽我眞一編集長。あの軽~い編集長と事情聴取動画の怪しげ編集長の差、どう見ましょう。そして登場時間。ここまで各話1分ずつくらい。でも毎回出てる。ノーサイド・ゲームの脇坂と同じだな。関わっている人物が春雨出版の人間しかいない。上司として主人公と絡むだけ。うん、ノーサイド・ゲームの脇坂と同じだな。まだ真犯人の希望はある。

 いちばんの心配は、「ダーウィン・ヤング」のお稽古のための早期退場ですかね……。第5話で14人の犯人候補のうちの誰かが退場するみたいですし。とりあえずどのお衣装もかわいいのでアクスタ作ろうアクスタ。

 

 虎松父の事件、春雨出版のデータベースにあったから、曽我眞一(38)が取材した可能性、20年前の虎松と何かしら接点があった可能性は出てきたけど、犯人としてはちょっと弱い。むしろそのせいで何かに気づいてしまうという殺されフラグのほうがまだ近い。というか曾我眞一についての情報が少なすぎる。現時点で「オカルト好きの出版社編集長58歳」という初期設定以上の情報が出ないようでは、正直レッドへリングにもならないのでは。ノーサイド・ゲームの!脇坂もだけど!!!

 

以下は事件への考察というか妄想です。まだ全然考察材料が足りない。

 

 虎松父の事件については、まず一条彪牙は生きていそう。崖から飛び降りたけれど生死不明、公式サイトのキャストページの年齢表記は事件当時の35歳ではなく存命していた場合の現在の年齢55歳。これは生存ルートでしょう。それと吸血鬼風ソロビジュアルの中でこころ以外に結婚指輪が映っているのは一条だけですし、雨と血の中のこころの前に倒れている人間は一条かもしれないと思っています。

 

 そして一条が本当に宗像一家を殺したかどうかを疑ってます。虎松は父が殺したところを見たわけではない。悲鳴を聞いて駆けつけた一条が被害者を助けようと咄嗟にナイフを抜いて血をあびたところだったかもしれないわけですし、もみ合った犯人が逃げた直後だったかもしれない。犯行後に犯人が一条を呼び出し、その後すぐに虎松が来るように仕向けた可能性もある。

 

 もちろん一条の犯行かもしれないんですけど、仮に一条が犯人だとすると、動機って

虎松母の死因が今回と同じ跡があり血を抜かれたもの

→一条が偶然、宗像一家が吸血鬼だと知ってしまう

→宗像一家が妻を殺したと思い凶行に及ぶ

くらいしかないような。妄想ですけど。これだと虎松母を殺した犯人が、5年前と現在の事件を起こしていることになる。

 

 一条が犯人でないとすると、なぜ逃げたのかという問題が出てきます。しかも崖から飛び降りるまで2日間の空白がある。考えられるのは

   ①この状況では信じてもらえないと咄嗟に

   ②真犯人に脅された

   ③真犯人をかばった

この3つかな。

 もし③だとすると、一条がそこまでしてかばうのって虎松しかいなくない?虎松くん記憶改竄してたりハイドがいたりしない?この事件って第一発見者の虎松の証言でできてるから、虎松の証言が信用できない要素が出てくるとかなり事件の様相が変わる。

 もし②だとすると、事件前に一条と接点があった可能性があるのって、年齢が近くて同じ職業(高校教師)の庭月源治くらい?あとは虎松が知らないだけで世々塚と接点あったりする?

 

 現時点ではこんな妄想くらいしかできないけど、第5の吸血鬼殺人でもっと情報が出てくるかな。公式サイトの第5話あらすじ予告を読む限り、大五郎が警察に拘留されている間に殺人事件が起こりそうだから、大五郎は第5の被害者からも容疑者からも外れそう。

 第1話から危ない目にあってる梅ばあ、大五郎が捕まってまつりがそちらに気を取られたら梅ばあはまた1人が増えるので危ない気がするけど、本気で梅ばあを殺すつもりにしては何かと甘いし……。闇原家から退場者が出るには早いし、加賀美と虎松と世々塚もまだ無いだろうし、捜査一課の出番はこれからだし、庭月の2人はおっさんずラブ要員で残りそうだし、わっしょいクリーニングの2人は場合によっては2人とも警察にいそうだし……えっ、編集長と梅ばあしか残らなくない?編集長大丈夫?と思いながら第5話見ます。

 

(追記)

加賀美の父親、世々塚さんじゃないかな?

あと、闇原が実際には無い姓なのはわかるけど、世々塚も実際には無い姓なのが気になる。連続殺人犯と同名の人が出ないように……?