hyuga_kabocha(まっきー)のブログ

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ミュージカル『生きる』バースデートーク内容メモ

10月12日(金),鹿賀丈史さんの68回目の誕生日の日に,鹿賀さん新納さん回の『生きる』を観劇し,鹿賀さんと市村さんのバースデートークも見てきました。
Twitterでも2日にわたってつぶやきまして,
それとほとんど同じ内容ですが,軽く補足しながらまとめておきます。

 『生きる』プロデューサーの梶山さんが司会として最初に登場。
公園のブランコのセットの前に用意された,椅子と机と水×2人分。
司会者に呼ばれて,まず最初に鹿賀さんが舞台に現れ、劇中歌のバースデーソングが流れました。
「舞台上でこういう風に誕生日祝ってもらうのは初めて」と鹿賀さん。

 次に花束と青いプレゼント袋を持った市村さんが登場して,鹿賀さんにプレゼント。
早速、イスに座ってプレゼントを開ける鹿賀さん。
中から出てきたのは,劇中で登場するあのウサギのぬいぐるみ!
それを鹿賀さんが眺めている間に,袋についていた長くて青いモコモコリボンを,後ろからいたずらっぽく鹿賀さんの首にかける市村さん!!
相変わらず仲の良い夫婦で何よりです尊い

 市村さんからプレゼントもらって,リボンを首にかけられて、ニコニコ楽しそうな鹿賀さん。
そしてウサギをカタカタ動かしながら,
「このウサギのカタカタという音は、は心を動かす良い音だ」
と語る鹿賀さん。

 ここでお2人が椅子に座るのですが,プロデューサーさんが鹿賀さんに首のリボンを取るように促してしまいました。ただのリボンなのでそんなに綺麗に首から下がっているわけではなかったとはいえ,せっかくの市村さんのお茶目とそれをニコニコ受け入れている鹿賀さんだったので,そのままでも可愛かったのに…とちょっと残念に思いました。

 ここから司会の質問にお2人が答える形式で進行。
自分でもよくわからないメモを解読しながら書くので,ざっくりこんなやりとりだったのか程度で読んでください。

Q 『生きる』について
市村 「映画の『生きる』はとにかくすごい。ミュージカルの『生きる』では,胃がんだった僕がこの役をやることで,早く見つければ大丈夫とみんなに伝えらえるから適役ですね」
鹿賀 「僕は盲腸しかやったことないんですけど」(会場笑)
「亜門さんたちスタッフが3年以上かけて作りあげたものに僕らが入った。この作品がミュージカルとして成立するんだと感動した。とてもいい出会いに恵まれた」

Q 最後のブランコのシーンはどんな気持ちか
鹿賀 「悩みも痛みも晴れ,とても晴れがましい気持ち。いっちゃんはブランコを結構揺らしてるらしいけど,僕はちょっとだけしか揺らしてない」
司会 「そこはお二人で違うんですね!演出の指示があったわけではないんですね?」
二人 「ブランコの揺らし方に演出はついてない」
市村 「僕は勘治を俯瞰で見ているから,内心つらい。でも俳優としては幸せ。勘治としては『これでテルコ(妻)のところへ行ける』という気持ち」

Q お二人と亜門さんについて 
司会 「市村さんは(俳優時代の)亜門さんとオーディションを一緒に受けたことがあるんですよね」
市村 「そう。コーラスライン。2人とも受かったけど,亜門さんは劇団に入るのは嫌だと辞退してしまった。『生きる』は,彼の才能無しには無い作品。タケシがやってるときに客席から観ると観入っちゃう」
鹿賀 「亜門さんのこの作品への執念がすごい。細かいところはとても細かく,大きいところはとても大きく演出している。彼に引っ張られて作品ができている」

Q 自分以外の曲で好きな曲はありますか
鹿賀 「無い。ずっと自分の歌ばかり稽古してたから。その中だと『二度目の誕生日』かな。僕は68回目だけど」
市村 「僕は69回目だけど」(会場笑)「僕は全部好き!」

Q 役者を長くやるために心がけているもの
市村 「胃が半分になって思ったけど,みんな食べ過ぎ。今回,勘治を演るために少しダイエットもしたけど,食べるのは少しでいいよ。食べ過ぎて『苦しい~』なんてほんと贅沢だよ」
(鹿賀さんウンウンと頷く)
「役者としては,何にでも興味を持つこと,トレーニングを欠かさないこと。特に足腰の訓練」
司会 「鹿賀さんは…」
鹿賀 「特にないです」
司会 「そこを何とか」
鹿賀 「作品をすぐ忘れることかな」(市村さん笑う)
「再演でもまた1からやるから,いつも新鮮。だから長く続けられてるのかな。
過去の作品の話をしても,僕は忘れてていっちゃんは覚えてる。だからいっちゃんは2週間もあれば再演できる。いっちゃんくらい覚えてたら,僕は頭がパンパンになっちゃう」
司会 「市村さんは頭パンパンにならないんですか」
市村 「ならないですね。今回はセリフ量が少ない。こんなに少ないことはない。助かったけど」

ちょっと流れを忘れたのですが,ここで,劇中の勘治の遺影は,稽古場で市原隼人さんが撮った写真という話題に。
市村 「経費削減ですね!」
司会(プロデューサー)「違います!!!」

Q 最後に「生きる」について一言
市村 「劇中で,『今生きてる生かされてる』という歌詞が出てくるが,芝居が好きで好きで芝居したいけれど逝ってしまった人もたくさんいる中で,僕は今,生かされて芝居をしてる。これは役者の世界だけでなく,どの世界でもあることで,みんなどの世界でも,とことん『生きて』ほしい」
鹿賀 「役者はひとの人生を生きることを仕事としている。ましてこの作品はタイトルが『生きる』。タイトルに負けない生き方を,役者がしないといけないから大変。しかしとても完成度が高い作品。長く(上演)したいけれど,今回は終わりが決まってる。この作品をロングランできるようにしたい。友達や親戚,お父さんやお母さんにぜひ宣伝してください」

 お二人の退場時,プロデューサーさんが二人の通り道にうっかり水をこぼしてしまって慌ててましたが,お二人は気にせずにはけて行きました。
鹿賀さんは,市村さんにもらったウサギのぬいぐるみを左手で持ってふりふりバイバイをしながら,微笑みつつ退場。可愛いかったです。

以上です。
もうちょっと2人がフリーで話したりいちゃこらしたりするのを見たかったですが,トークショーとして進めていくにはこうなる感じなのかな。
しかし素敵なイベントを開催していただいて,市村さんが鹿賀さんを祝う場に立ち会わせていただいて,どうもありがとうございました。

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